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純潔のマリア 7話 2

マリアの純潔を知って発狂したベルナールのその後も気になりますが、それ以上に、ジョセフの言葉からの迷いが解けたマリアの行動が気になる7話です。
 


前回に引き続き、一方的なフランス優勢の戦況。命の危険が少ない分、欲が出て戦利品の取り分で揉める者も現れるフランスの傭兵たち。ガルファはより多くの戦利品を得るため、仲間のイーヴァンと持ち場を離れてしまいます。ジョセフはというと、マリアの影響というよりも元々あの性格なので、追い詰めた敵兵を見逃してやっています。まぁ、殺るか殺られるかという切迫した状況には程遠いみたいです。

純潔のマリア 7話
イングランド兵を見逃すジョセフ。このイングランド兵、律儀に礼を言っているところを他の兵に殺されてしまいます。

ビブや組合の魔女たちが、いつまでも戦場に現れないマリアを気にしているところで、ようやく当人のお出まし。戦争が嫌い、というマリアの言葉が口先だけではなかったことがわかり、意外にもビブはマリアのことを気に入ります。とはいえ、マリアの気概は認めるもののそう簡単ではない、と憂慮もしています。人間、マリアが思うほど綺麗なものじゃないよ、という示唆的な響きです。
そんなビブの不安が的中。家に帰れ、というマリアの忠告を無視したイングランド兵がフランス兵に矢を放ったのをきっかけに、戦場は再燃ムードに。仕方がないのでマリアが怪物を召喚しようとしたところで、戦場に向かっていたエゼキエルが急加速。どうやらミカエルの槍になったようです。危険を察知したビブが、逃げて!と叫ぶも遅く、一瞬エゼキエルの姿が映ったかと思うと、きりもみしながらふっ飛ばされるマリア。光る槍はマリアとは別の方向に落下。でたらめに転がるマリアの壺。これはかなりヤバそう。。

純潔のマリア 7話 3

純潔のマリア 7話 4


マリアの姿が見えなくなったところで、戦場は更に悪い方向に傾きます。今だ、とばかりにイングランド兵の反撃の矛先はギヨームに向けられます。焦るギヨーム。もう味方ごと大砲で吹き飛ばしてしまえ、と自棄になっています。持ち場を離れたばかりに混乱に巻き込まれたガルファとイーヴァンは完全に仲間割れ。イーヴァンの言葉に腹を立てたガルファはとうとうイーヴァンを手にかけてしまいます。そして、ガルファの所にも大砲が飛来。仲間を殺した報いか、ガルファは左手を吹き飛ばされてしまいます。

純潔のマリア 7話 5
これをロロットに見られて言い訳しているので、一応罪悪感はあるようです。

純潔のマリア 7話 6


落下して血だらけのマリア。意識はありますが地面には滑った跡が残っていてかなり痛そう。傭兵たちに見つかってしまい、日頃の恨み、とばかりに乱暴されそうになっていると、アルテミスが登場。この子に触らないで!と必死でマリアを護ろうとしています。かっこいい…。傭兵の一人がハンマーでアルテミスに襲いかかろうとすると、今度はビブが登場。傭兵を蹴飛ばし、マリアは無事に保護されました。

純潔のマリア 7話 7
血だまりできてます。

純潔のマリア 7話 8
いつもはサバサバしているアルテミスも必死に主人を護ります。

純潔のマリア 7話 9
ビブも護衛に参加。なかなかアクロバティック。

問題のエゼキエルはというと、ミカエルにきつく叱られて縮こまっています。お前は私の槍だ、槍に意識はないはずだ、なのになぜ外した、と。僕らの場合だと、お前は私のPCだ、PCに意識はないはずだ、なのになぜもたつく、となりそうw これを仕事が捗らないときの言い訳に使うと、道具のせいにするな、と叱られるわけですが、忙しいときに限って不調になるPCには悪意という意識を感じずにはいられないですww ミカエルもそんな気分なのかなぁw 閑話休題。元々、約束を破ったら魔法を奪うと言っていたミカエルですが、これはもう殺すつもりですね。なんだかんだでこっちもマリアが気に入ってきたエゼキエル。今回は叱責覚悟で外したものの、また命を奪うようなことにもなりかねないというのは、なかなか辛い身分です…。

純潔のマリア 7話 10
あたりが暗くなるまでしょげて座り込んでいたエゼキエル。ジョセフが迎えにきます。

純潔のマリア 7話 11
いつもマリアに悪態をついていた組合の魔女たちも、なんだかんだで気に掛けているようです。

純潔のマリア 7話 12
再開。完全にマリアの側ですね。堕天使の誕生です…w

純潔のマリア 7話 14
アンの父親も無事帰還。しかし、図らずも今回のマリアの行いで戦争は泥沼化しそうです。

純潔のマリア 7話 13
マリアと完全に対立しそうな二人。もう嫌な予感しかしません。

その後、エゼキエルはマリアと和解。というか、エゼキエルの行いはむしろ感謝されてもいいぐらいですけどw 傭兵や教会、それにミカエルには敵視されているマリアも、魔女や使い魔たちからは意外と愛されていることがわかってほっとしたのも束の間、新たな不安の種はガルファです。左手を失い致命傷を受けたガルファはベルナールに保護されます。ガルファにとっては、マリアに強烈な恨みを抱いても仕方のない状況ですし、これがベルナールと結託するとなると、あからさまに敵対するようになることは避けようがなさそう。イーヴァンの首を掻っ切ったことで、敵兵を逃すジョセフとは完全に相対する立場になることもほのめかされていますし。そしてマリアとエゼキエル。こんなことがあった後も、マリアは今まで通り好き勝手に行動できるのか。というか、約束を破っていることはミカエルももうとっくに知っているので、いつお沙汰が下ってもおかしくない状況だと言えます。いよいよ八方塞がりのマリア。個人的には、ここまできたからには戦いが嫌いという信念を貫き通してほしいですけどねw

(コズ)